私こと写字生一号はCCNA試験にチャレンジすることにしました。これからはカテゴリ「CCNA試験対策」として、参考書や過去問題集に出てきた内容を少しずつ書き込んで行こうと思います。
今回は、IPv4アドレスについて知っておかないとまずそうな内容をまとめてみました。 暗記が4項目、計算方法が3項目です。これを知らないと第一問目から不正解が出ます。(模擬試験で実証済み)
暗記4項目
暗記1:IPv4アドレスのクラス
IPv4アドレスのクラスです。提示されたIPアドレスがどのクラスのものかがわからないと、ホスト数やサブネット数の計算ができなくなります。
- クラスA:0.0.0.0 - 127.255.255.255 (2進数IPアドレスの最初が0)
- クラスB:128.0.0.0 - 191.255.255.255 (2進数IPアドレスの最初が10)
- クラスC:192.0.0.0 - 223.255.255.255 (2進数IPアドレスの最初が110)
暗記2:IPv4各クラスのプライベートアドレス
クラスごとのプライベートIPアドレスです。出題されるかどうかはまだ把握できていませんが、機器を設定するときはよく見かけます。
- クラスA:10.0.0.0 - 10.255.255.255
- クラスB:172.16.0.0 - 172.31.255.255
- クラスC:192.168.0.0 - 192.168.255.255
暗記3:IPv4その他用語
IPv4の説明でよく見かける用語です。これを知らないと問題文の意味が読み取れません。答えられなかったら、CCNA受験生であることを疑われそうです。
- ネットワークアドレス :ホスト部がすべて0のアドレスです。ネットワーク全体を指します。
- ブロードキャストアドレス:ホスト部がすべて1のアドレスです。ネットワーク全体にパケットを送信します。
- プライベートIPアドレス:LAN内限定で自由に使えるIPv4アドレスです。
- グローバルIPアドレス :インターネット上で割り当てられている自由には使えないIPv4アドレスです。
暗記4:2の平方根(0乗〜10乗)
ネットワークの設定の読み取りや計算を素早く行うためには、下記の数値を暗記しておくのが効果的(らしい)です。オンラインラーニング「ping-t」にも暗記ドリルがありました。
- 20 = 1
- 21 = 2
- 22 = 4
- 23 = 8
- 24 = 16
- 25 = 32
- 26 = 64
- 27 = 128
- 28 = 256
- 29 = 512
- 210 = 1024
計算方法3項目
計算1:ホスト数の計算(基本編)
ネットワークアドレスからの割当可能なホスト数(端末数)は、基本的には下記の式で求めることができます。
※.ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスはホストへ割り当てることができません。そのため「-2」を行います。
計算2:サブネットアドレスの分割数
ネットワークアドレスを分割する(サブネット化)する場合に、分割したアドレスの個数は下記の式で求めることができます。
計算3:サブネット数/ホスト数の計算
サブネット化により取得できるネットワークアドレス数と、ホスト数は各クラスごとに下記の式で求めることができます。
学習サイトによってはそれ専用の練習機能が提供されていることもあり、ものすごく重要と思われます。(そんな予感がします)
クラスA
クラスAのプレフィックス数(ネットワーク部の長さ)は「8」のため、式は下記のようになります。
- サブネット数:
- ホスト数 :
クラスB
クラスBのプレフィックス数(ネットワーク部の長さ)は「16」のため、式は下記のようになります。
- サブネット数:
- ホスト数 :
クラスC
クラスCのプレフィックス数(ネットワーク部の長さ)は「24」のため、式は下記のようになります。
- サブネット数:
- ホスト数 :
備考
CCNAの参考書は翔泳社のCCENT/CCNA ICND1編を使っています。この記事はそれを参考にしています。
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