【学問のすすめ】中世ヨーロッパ写字生のように黙って静かに手を動かすブログ

これまで習ったことや学んだことを記事にまとめています。ITネタが多いです。

【AIIT】PBL活動で役に立った文章作成の参考書 Part1:印刷物

AIIT(産業技術大学院大学)のPBL活動で役に立った文章作成の参考書のうち、印刷物をまとめます。
PBL活動では何がしかの開発を行い、成果物を提出することが求められます。同時に、大学院として論文/スライド/報告書その他の学術的な文書の提出が必要な場合があります。

文章の書き方については教員から指導がありますが、学生側も各種資料をもとに書き方を学ぶ必要があります。教員の言っていることがわからないので自力でなんとかすることにした・・・わけではありません。(「何を指示されてんのかマジわかんねえ」とか言ってません!!)

 

所属PBL

私が参加したPBL(研究室)の情報および作成したドキュメントは以下です。

  • 年度:2019年度
  • 専攻:情報アーキテクチャ
  • 科目:情報セキュリティ
  • ドキュメント種類:学会発表(論文/スライド)、調査報告書

 

参考書籍(印刷物)

これから学会発表する若者のために 第2版 ―ポスターと口頭のプレゼン技術

  • 書名:これから学会発表する若者のために 第2版
  • サブタイトル:ポスターと口頭のプレゼン技術
  • 著者:酒井 聡樹
  • 出版:共立出版
  • URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4320006100/
  • 寸評
    • 論文の書き方からスライドの講師、学会発表となにかについて書かれている。特に論文の文例が役に立った。
    • 学会発表についての説明はスライドに起こしてチーム内で配布するほど完成度が高い
    • 「論文書きの歌」が書いてあるなど意味不明な部分もあるが、それも愛嬌だと思う

 

これから論文を書く若者のために 究極の大改訂版

  • 書名:これから論文を書く若者のために 究極の大改訂版
  • サブタイトル:なし
  • 著者:酒井 聡樹
  • 出版:共立出版
  • URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4320005953/
  • 寸評
    • 「これから学会発表する若者のために」の論文版。論文の書き方のみが詳しくまとめられている。
    • 文例が豊富でとても使いやすい。

 

はじめての技術書ライティング

  • 書名:はじめての技術書ライティング
  • サブタイトル:IT系技術書を書く前に読む本
  • 著者:向井 領治
  • 出版:インプレスR&D
  • URL:https://www.amazon.co.jp/gp/product/4844397974/
  • 寸評
    • 技術書を企画する手順から、構成の組み立、IT製品を本文中に記載するときの注意点まで詳しく説明している。
    • 特に文章を組み立てる方法の解説は必見。論文作成時にかなりお世話になった。
    • Kindle版と書籍版がある(私は両方購入した)

 

理科系の作文技術

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

  • 書名:理科系の作文技術
  • サブタイトル:なし
  • 著者:木下 是雄
  • 出版:中央公論新社
  • URL:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01MDLGE9O/
  • 寸評
    • 論文作成の定番書籍としてPBLでも推薦されていた
    • 概略を掴むには良いが、それ以上を期待してはいけない。
    • この本はサッと1回読むだけで終わらせ、他の参考書に進んだ方が良いと思う。これだけを読んでも論文は書けるようにならない。本当にならない。

 

まんがでわかる 理科系の作文技術

まんがでわかる 理科系の作文技術 (単行本)

まんがでわかる 理科系の作文技術 (単行本)

  • 発売日: 2018/01/19
  • メディア: 単行本

 

図解でわかる! 理工系のためのよい文章の書き方

  • 書名:図解でわかる! 理工系のためのよい文章の書き方
  • サブタイトル:論文・レポートを自力で書けるようになる方法
  • 著者:福地健太郎,園山隆輔
  • 出版:翔泳社
  • URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4798158895/
  • 寸評
    • 「理科系の作文技術」を図解したような内容
    • 文例がなく、これだけで書けるようになるとは思えないが、わかりやすくはある
    • 説明用のスライド素材をダウンロードできるなど、かなり親切な作りになっている

 

まとめ

この中では特に「これから学会発表する若者のために」と「はじめての技術書ライティング」が役に立ちました。
「理科系の作文技術」はこの世界の名著とされていますが、観念論が多く参考にしかなりませんでした。
これら参考書籍と、先輩方の書いた論文をもとに修士2年を乗り切りました。 これ以外に参照したKindle本や解説ページは、また別の記事でまとめる予定です。