【学問のすすめ】中世ヨーロッパ写字生のように黙って静かに手を動かすブログ

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【AIIT】PBL前期成果発表会:Part3 失敗体験記

AIIT(産業技術大学院大学)PBL活動の前期成果発表会の振り返り(というか反省)をまとめました。

PBL活動では、研究室単位で3名~7名のチームを組みプロジェクトを遂行します。
成果発表会は、年に2回(夏/冬)に行う活動内容と成果物を報告する会です。今回はそのPart3として私が前期成果発表会で登壇した時の反省点と良かった点を紹介します。

所属PBL

私が参加したPBL(研究室)は以下です。 まとめた内容は私が在籍していた当時に得た知見です。全体的なルール、状況は年度や専攻、所属するPBLにより異なります。


反省点

練習の時間を十分に取れなかった。

スライド構成と発表内容の整理に時間を取られ、前日までスライド改訂を行っていました。
そのため、明らかに練習時間が足りず満足の行く発表にはなりませんでした。 できれば2週間くらい前には発表内容を決めてスライドを完成させておくべきでした。

想定問答集を文書にしなかった

発表練習の後で質疑応答の練習も行いました、ですが内容を記録しませんでした。 練習をしたこと自体は十分に役に立ったと思いますが、メンバー全員に内容が定着するところまでは進めませんでした。
想定問答集を取りまとめ印刷して本番に備えるべきでした。
なお、教員からは「無駄だとは言わないが練習通りの質問など来ない、普段の議論が重要である」と指摘を受けていました、そして練習していた質問は本当に来ませんでした

発表会の会場でもリハーサルすべきだった

発表練習はPBL演習室(学校内の自習室)で行っていました、ですが演習室と発表会場ではレイアウトが異なります
発表者の立つ位置、立ち振る舞いなどを変える必要がありましたが、すぐには適応できず挙動が不審になってしまいました。
一度だけでも現地で練習し、メンバーで打ち合わせるべきでした。

資料の読み込みが足りない

スライドのレビューをする際に、オンラインでメンバーに配布し指摘事項を反映する方法を取っていました。 この方法では問題点の抽出が不十分です。 スライドを何度も音読し内容を確認すれば修正できる部分が相当数残されていました。 資料の完成前であっても、発表練習形式でレビューを繰り返すべきでした。 不可能な場合は、メンバーが自己学習の時間にスライドを音読し、その結果を持ち寄って改訂する方式でも相当に効果があると思います。

2週間前には完成させるべきだった

直前まで発表内容を調整しても良いことはありません。 本当にありません、自信をもって言い切れます!! 「ちょっとでもいいものを」などと言いながら最後まで手を動かすようなことは絶対にやってはいけません、練習時間がなくなります(実体験)。

最後早口になった

発表直前になって、最後のスライド追加しました。
そのため、その部分だけ極端に練習が足りておらず緊張から早口になってしまいました。
人間、自信がないとこういうことになるのだとよくわかりました。

全員 前ではなくスクリーンを見ながら説明していた

発表の最後にメンバー一人一人が前半学期の感想を言うスライドを用意しました。 その際、メンバーが客席ではなくスクリーンに表示されるスライドを見て(つまり後ろを向いて)話す事態が発生しました。
手元にメモを用意して体を前に向けたまま発表するなど工夫をすべきでした。 会場でリハーサルをしなかったことも影響しています。いちどでもリハーサルをしていれば気が付けたはずの事でした。

山本太郎風になっていなかった

予行演習の結果から、「れいわ新選組」の山本太郎氏のような語り口が最も望ましいという結果が出ていました。
チーム合意の上で、山本太郎風の発表をする予定でしたが、氏のように真剣な表情、低く訴える声、要所要所で沈黙し注目を集めるような落ち着いた発表にはなりませんでした。
下手な学生運動になってしまったのは大反省です。


■参考動画:れいわ新選組 政見放送

良かった点

指示棒でスクリーンを指したのがわかりやすかった

スライドにアニメーションを入れない方針であったため、スライドのどこを説明しているかが分かりにくくなる可能性がありました。
対策として2019年PMセット(勝手にセットを作った)の一つ「指示棒」を使いました。
説明部分をパシパシ叩くようにして説明しましたが、かなり評判良かったです。

コクヨ 指示棒 サシ-2

コクヨ 指示棒 サシ-2

  • メディア: オフィス用品

トラブルへの対応

スクリーンをパシパシ叩きながら発表をしていたところ、突如画面が黒くなるトラブルが発生しました。
動じた様子を見せずに余裕で「機器のトラブルです回復するまでお待ちください」と言い切り、簡単にその先の説明などをしていました(一応内容は覚えてた)。 結局すぐには直らず、先生方は発表時間のカウントを停止し、システムを再起動し対応していました。 トラブル発生時も取り乱さずに済、対応としては十二分だったと思います。
某専攻長からは「スクリーンをパシパシ叩いたから壊れたのでは?」と謎のコメントもいただきましたwww

質疑応答が適切だった

発表前にメンバーに質疑応答練習を試したところ、目を覆わんばかりの酷いレベルでした。
ですが、発表時の受け答えは非常に適切で、質問者にも完全に納得してもらえました。
昼休みから発表までの20分少々の間、メンバーに何があったのかは分かりません。別人かと疑いたくなるほどです。 本当にあれは何だったんしょう?

補足

前期成果発表会の教訓

発表する時はものすごく緊張します、普段の能力の7割も出せれば良い方です。 だからこそ練習は大切です、本当に大切です。
発表形式で練習する時間を取らないと、本来実現できるはずのクオリティすら守れなくなります。
2019年の前期成果発表会ではそれを学びました。

山本太郎風の演説について

発表のやり方で悩んでいた時、参考にするため色々な演説の動画をYoutubeで探していました。
ティージョブズや、枝野幸男風、ザンスカール帝国風、北朝鮮、と見た上で発表練習時に物まねをしてみたんです。
山本太郎氏の物まねをしたところ、メンバーの反応がやたら良かったんです。
それで結局、山本太郎風を正式に採用することになりました。

AIIT(産業技術大学院大学)について

AIIT(産業技術大学院大学)について詳しくは、大学ホームページをご参照ください。

aiit.ac.jp