【学問のすすめ】中世ヨーロッパ写字生のように黙って静かに手を動かすブログ

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【AIIT】PBLのスライド作成に使えるフリー素材サイト7選



AIIT(産業技術大学院大学)PBL活動でスライドを作る時に使うと便利なフリー素材サイト7つをまとめました。

PBL活動では、研究室単位で3名~7名のチームを組みプロジェクトを遂行します。
活動時は年間を通して、かなりの数のスライドやドキュメントを作成します。その時に必要になる素材は、イメージ画像、イメージイラスト、アイコン、ネットワーク図なとなど、かなりの数と種類があります。 今回は特にスライド作成時に使うと便利なフリー素材サイト(というか実際に使ったサイト)を集めました。

イコン画

Openclipart(英語)



Openclipartはフリー素材のクリップアートが多数掲載されているページです。 画像のクオリティや方向性はバラバラですが、とにかく数が多いので検索すれば何がしかは出てきます。 サイズも大きめでSVG形式/PNG形式と選んでダウンロードできるため、拡大による画像の劣化を気にする必要はありません。
ただしサイトの構成に難があり、画像の数が多い分探しにくいです。

openclipart.org

iconfinder(英語)



iconfinderはアイコン画像を探すときの定番サイトで、Webサービスで使うようなシンプルな画像が揃っています。 有料の画像/無料の画像/商用可能といった、利用方法にあわせた検索が可能と、サイトを使いやすく工夫されています。 Openclipartほど画像の種類は多くありませんが、イコン画像を探す時は便利です。

www.iconfinder.com

icooon-mono(日本語)



icooon-monoは、一色のシンプルなアイコン画像が6000件以上掲載されているサイトです。
すべて同一の形式で統一されているため、どのアイコンを使ってもスライドの雰囲気に違和感が出ることはありません。 簡単なシステム構成図を書く場合や、比較表にアイコンを入れたいような場合に使えます。

icooon-mono.com

イメージ写真

pixabay(日本語)



pixabayはフリーで使える写真や合成画像を多数公開しているサービスです。 スライドの表紙/裏表紙/背景などで説得力のある画像が欲しいときに使うと便利です。当ブログでも記事のトップ画像によく使っています。

https://pixabay.com/ja/pixabay.com

(私はやりませんでしたが)ダウンロードした画像を何枚かPowerPointのスライドに適当に張り付け、「デザインアイデア」機能を使っても、それなりに見れるスライドが作れます。 以下の画像は実際に作ったスライドの例です。


イメージイラスト

いらすとや(日本語)



定番中の定番、説明不要の有名イラストサイト「いらすとや」です。家電量販店、駅、各種ブログからプレゼンまであらゆる場面で目にします。 規約によると画像が20枚以下であれば無償で使えるようです。

www.irasutoya.com

私もお世話になりましたラズベリーパイの画像やハッカーの画像など妙に細かいジャンルにも対応しています。 その気になれば、このサイトのイラストのみで済ませることもできるのでは無いかと思いました。


Stories by Freepik(英語)



Stories by Freepikは、今一つマイナーではありますが、落ち着いた雰囲気で何をしたいかをイメージさせることのできるイラストを掲載しています。 いずれも商用が可能です。

stories.freepik.com


このサイトの長所は、ページ上で色を設定した後でイラストをダウンロードできる点です。 スライドで基調としている色に合わせることで、イラストを自然に溶け込ませることができます。私が一番気に入っているサイトでもあります。 以下は、実際に色を変えたイラストを並べたスライドです。


システム構成図

diagrams.net(英語)



diagrams.netは、Web上でシステム構成図やネットワーク図を作ることのできるサービスです。 作成したファイルをGoogleDriveで共有することができ、複数人で作業するような場合に便利です。 キャンパスのサイズをスライドサイズと同じに設定すると、実際に使うときのイメージがつきやすくなります。

app.diagrams.net

このサービスの最大の利点は、システム系のアイコンを完備している事です。 AWSアイコン、GCPアイコン、シスコのアイコン、その他を任意に選択して挿入することができます。 私は成果発表会、学会発表、PBL内の資料など<span style="font-size: 150%">このサービスで作りました
Google Driveで使う場合は、Google Driveのファイル作成ボタンからアドオンとして追加すると使いやすくなります。


※昔は「draw.io」という名前でしたが変わったようです

補足

イラスト探しの旅

資料作成時にイラストやアイコンを探すのは大変です。本当に大変です。 まず見つかりません。そして無駄に時間を使いやっと見つけたページの素材をやりくりしてスライドその他資料を作ります。 ですが、別々のサイトから取得したイラストを使うと統一感がなくなります。特にスライドごとに分担し作業した場合にはよく起こります
あらかじめ使うサイトをリストにしてメンバーで共有し、使った素材のダウンロードURLをメモするなどして対策することを強くお勧めします

スライドへのイラスト追加について

文字だけのスライドにすると、見ている側は理解が進まず退屈します。 イラストやアイコンをスライドに追加すると、見ている側はなぜか理解できるような気がします。 この場合、あまり関係のないイラストが追加されていても問題はないようです。 とにかく何かイラストをいれるとスライドが改善されます、これは実際にやって確認しました(スライド1枚あたり「いらすとや」1枚以上を入れて試しました)。

AIITフォーマットが欲しい

AIITのスライドマスタやフォーマットが欲しい?? あの枠とかがオレンジのAIITカラーになっていてAIITのロゴが入っているやつですね??? 教員に相談してください、データをもらえるかもしれません。

AIIT(産業技術大学院大学)について

AIIT(産業技術大学院大学)とPBL教育について詳しくは、大学ホームページをご参照ください。

aiit.ac.jp