【学問のすすめ】中世ヨーロッパ写字生のように黙って静かに手を動かすブログ

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【AIIT】PBL前期成果発表会:Part5 発表練習の経過(体験談)

AIIT(産業技術大学院大学)PBL活動の前期成果発表会の発表練習について実体験と教訓をまとめました。

PBL活動では、研究室単位で3名~7名のチームを組みプロジェクトを遂行します。
成果発表会は、年に2回(夏/冬)に行う活動内容と成果物を報告する会です。今回はそのPart5として、どのくらいの期間をかけて、何をどのように何回くらい練習したかの体験談を說明します。

所属PBL

私が参加したPBL(研究室)は以下です。 まとめた内容は私が在籍していた当時に得た知見です。全体的なルール、状況は年度や専攻、所属するPBLにより異なります


前期成果発表会の経過

発表練習の回数と内訳

私が行った発表練習の回数内訳は以下の通りです。


  • 予行演習(PBL定例会で実施):3回
    • 発表3日前:1回
    • 発表前日:2回 (うち1回は教員立ち合い)
  • 個人練習 :7 回
  • 質疑応答リハーサル:2 回(発表前日の予行演習時に実施)


※前期成果発表会の会場でのリハーサルは行いませんでした(当時それを思いつきませんでした)

スケジュール概略

2019年当時に私が前期成果発表会に参加した時は、以下のスケジュールで発表練習を行いました。 記載している日付は、発表会からの期間です。


  • 9日前
    • 予行演習を兼ねたマンスリーレビューを実施
    • レビューの結果と出席者の指摘をもとに前期成果発表会の内容をメンバーで検討
  • 8日前
    • マンスリーレビューのスライドをもとにして、前期成果発表会のスライドを作成
    • 個人練習を開始
  • 5日前
    • PBL定例会議で予行演習を実施
  • 4日前~3 日前 - 個人練習を実施
  • 前日
    • PBL定例会議で予行演習と質疑応答リハーサルを実施 (教員立ち会い)
    • 予行演習および質疑応答リハーサルの内容をもとにスライドを改訂
  • 当日
    • 定刻通り発表を開始
    • 発表中にマシントラブルが発生しスライドを投影できない事態となる
    • マシン復旧後発表を続行
    • 発表終了後に質疑応答を実施

発表の結果

発表は時間内に終わり、目立った失敗はありませんでした。 参加メンバーおよび教員からは「成功」のコメントをいただきました。

練習の内容

個人練習

担当者が個人で行う練習です。
自宅のパソコンにスライドを表示しそれを読み上げる形式で行いました。作成したスライドの自己チェックを兼ねて行うのが効果的です。 理解のできていないスライドに差し掛かるとわかりやすく詰まります

予行演習

PBL定例会でメンバーがいる前で行う練習です。
個人練習に比べて難度が若干上がり、独特の緊張感があります。 他のPBLメンバー、知り合いの1年生、PBLの先輩や外部評価者に見てもらうのも効果的です。 演習のタイミングによっては教員が同席する場合もあります。

質疑応答リハーサル

PBL定例会での予行演習の後に行う、質疑応答の練習です。
発表会で指摘を受けそうな部分をあらかじめ抽出するとともに、説得力のある回答をメンバー全員で検討します。 質疑応答への対応はメンバー全員で行うため、ここで発表内容についての理解を統一する必要があります。
2019年度の前期成果発表会ではリハーサルで検討した質問はなく、すべてアドリブで対応しました。

補足

練習のスケジュールについて

「スケジュール概略」にある通り,練習を始められたのは実質的に発表5日前です。どう考えても練習の期間が足りません
発表練習はスライドのブラッシュアップを兼ねて行います。 これをやってしまうと、スライドのクオリティと発表者の練度を十分に確保できません(できませんでした)。 やはり2週間くらい(せめて10日)は期間を置くべきだったと深く反省しました。

スライドのブラッシュアップについて

スライドのクオリティを確保するためには、何度も内容をチェックしてブラッシュアップする必要があります。
作成者が自分で何度も見直したとしても、なかなかクオリティが上がりません。けっこうな数の見落としが出ます(体験談)。 ブラッシュアップには音読が有効と思われます(推測)。 メンバー全員で個人でのスライドの読み上げ1日4回程度と、気がついた点の報告などをしていたら、 もう少し良い発表になったのではないかと思いました。

発表練習全般について

「スケジュール概略」で紹介したのは悪い例です。
こういうふうにならないよう十分注意してください。

AIIT(産業技術大学院大学)について

AIIT(産業技術大学院大学)について詳しくは、大学ホームページをご参照ください。

aiit.ac.jp