【学問のすすめ】中世ヨーロッパ写字生のように黙って静かに手を動かすブログ

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【読後メモ】日経NETWORK 2020年4月号に出てきたネットワーク管理ツールをまとめてみた

日経NETWORK 2020年4月号で紹介されていた、無料で使えるネットワーク管理に使えるソフトをまとめてみました。

書籍情報

  • 書名:日経NETWORK
  • 関数:2020年4月号
  • サブタイトル:機械学習エンジニアになるため、どのように勉強したかを紹介する
  • 分類:これならわかる認証のイロハ

shop.nikkeibp.co.jp

ネットワーク管理に使えるソフト

概要

日経NETWORK編集部が厳選した10本のソフトは以下であるとのことです。掲載先URLとソフトの説明は私(写字生1号)がまとめました。

ネットワーク管理・監視

WireShark(ワイヤーシャーク):P42

超有名パケットキャプチャーソフト。トラブルシューティング、セキュリティ上のチェック、通信の盗聴、どの参考書を開いても必ず紹介されている。
Windows PCにインストールするとネットワーク関係の設定が大変、最初はVirtual Box等の仮想環境で動作に慣れると良いと思う。
起動すると膨大なデータが取得されるため真っ先にフィルタの使い方を覚える必要がある(すべて体験談)。

www.wireshark.org

TCP Monitor Plus(ティーシーピーモニタープラス):P44

Windows用のTCP/IPネットワークモニターソフト。LANやインターネットのトラフィック量表示やIP監視、セッション状態のモニタリングが可能。 インストールする必要がなくEXEファイルを起動するだけで使用することができるとのこと。なんだか便利そう。

dns-plus.net

Pandra FMS(パンドラ エフエムエス):P45

ネットワークの統合監視ソフト。 SNMPによる監視、TCPポートの接続情報、Windowsサーバに対するWMIによる監視、エージェントソフトを利用した監視もできるとのこと。競合製品には、Zabbix(ザビックス)やNagios(ナギオス)がある。 日本のコミュニティサイトでは、UIの分かりやすさ、負荷分散や冗長化等の機能面をアピールしている。
※本家サイトはなぜかレイアウトが崩れているため日本コミュニティページを記載した

pandorafms.jp

iPerf3(アイパーフ スリー):P45

クライアントとサーバーの間スループットを測定するソフト。クライアントとサーバーそれぞれにプログラムを配置し、コマンドラインで起動するとスループットが表示されるらしい。
公式ホームページを見るとWindows版/Android版/iOS版/CentOS版 等、様々なOSに対応したソフトが掲載されている。

iperf.fr

無線LANの設定・管理

WiFi Analyzer(ワイファイ アナライザー):P46

Windows Storeで入手することのできるWiFiの電波強度を可視化することのできるソフト。SSID/チャンネル毎にグラフで表示することができる。 ストア上のレビューによると、グラフを一目見るだけで干渉がわかるとのこと。

matthafner.com

Wifiミレル(ワイファイ ミレル):P47

Android/iOS上でWiFiのヒートマップを作成できるアプリ。電波強度を計測する機能も搭載している。 また、Android版のみチャンネル毎の混雑状況を表示することができる。

www.iodata.jp

スマートホームスキャナー:P47

自宅のネットワーク機器およびネットワークに接続している機器の脆弱性をスキャンするソフト。Windows版/iOS版/Android版が提供されている。 日経NETWORK 2020年4月号にはiOS版/Android版のみ掲載されている。Windows版はその後追加されたと思われる。オープンポート、脆弱性、パスワード設定の安全性等をまとめてチェックするほか、一日一回の定期スキャンを設定することもできる。
これは脆弱性診断の中で「ネットワーク診断」と呼ばれるものでは????  

また、注意事項として、「本ソフトウェアをホームネットワーク以外の環境でご使用された場合、不正アクセス行為の禁止等に関する法律(いわゆる「不正アクセス禁止法」)の違反に問われる恐れがあります。」と書かれている。スキャン時に攻撃行動と誤認されかねない動作をするためと思われる。

なお、iOS版/Android版に比べてWindows版の方が機能が多い。

www.trendmicro.com

ネットワーク図の作成

Drow.io(ドロー アイオー):P48

ネットワーク系のアイコンが充実している作図ツール。ブラウザ上で作図しGoogleDrive上に図形データを保存、Google Drive上では拡張機能を使っいファイルをDrow.ioに関連付ける使い方が基本となる。
ヘルプメニュー内をよく見るとデスクトップ版のダウンロードURLがあり、パソコンにインストールしオフラインで使うこともできる。 非常に便利。私(写字生一号)も学会発表で使う図を作るために使っていた。 EXCELやPowerPointでシステム構成図を書くよりはかなり良いと思う(実体験)

drawio-app.com

Giffy Diagrams(グリッフィー ダイアグラムス):P49

Google Chrome拡張機能として使用できる作画ツール。ネットワーク系のアイコンが充実しているらしい。

chrome.google.com

Web Sequence Diagrams(ウェブ セクエンス ダイアグラムス):P49

ブラウザ上にテキストを入力ることでシーケンス図を作成できるサービス。
シーケンス図以外は作成することができないが、かなり便利そう。Githubと連携できると面白いと思うがそういう機能は無い。
マウスでレイアウトを調整しなくていいというだけでかなりストレスが減ると思われる。

www.websequencediagrams.com

その他

感想

ネットで検索しただけではたどり着けないソフト、サービスが多数掲載されていました。特に無線LANに関係するツールは見たことも無いものばかりでした。 どのソフト/サービスも非常に興味深いと思ったため、順番に使って行くことにしました。 とりあえず「WiFi Analyzer」をインストールしたところ、私のパソコンはいつの間にか802.11axで通信していることがわかりました。
パソコン買った当時はこの規格策定されていなかったはずなのになぜ???