AIIT(産業技術大学院大学)PBL活動の2021年度PBL成果発表会で登場した成果物(公開されているもののみ)をまとめました。
PBL活動では、研究室単位で3名~7名のチームを組みプロジェクトを遂行します。
プロジェクトの目的は、Webサービスの開発から地域振興、プロジェクト管理の実践、ロボットの作成など様々です。
一部の研究室では成果物をWebサービスとして公開します。
2020年度PBLの成果物のうち、公開されているものについて、実際に使いながら機能や内容をまとめてみました。
対象成果物
対象となる成果物はWebサービスで、範囲は以下となります。
- 年度:2020年度
- 専攻:情報アーキテクチャ (2021年度 廃止予定)
- 種類:Webサービス
- 備考:Webで公開されているもののみ(2021年2月現在)
Giji-Lock
サービス概要
2020年度PBL成果物の一つ、Giji-Lockを使ってみました。サービスの概要は以下の通りです。
- サービス名:Giji-Lock (ぎじろっく?と読むのでしょうか?)
- 公開URL: https://gijilock-prod.mydns.jp/
- 確認日時:2021/2/11 (発表会当日)
- ジャンル:ビジネス/仕事効率化
- 主な機能:ブラウザからの音声入力と文字起こし。MD形式でのダウンロード。
機能紹介
実際にページにアクセスしたところ、ページごとに以下の機能が配置されていました。
- トップページ
- 会議室の作成 (議事録作成ページへ遷移)
- サービス紹介ページ
- サービスの紹介
- アカウント作成 (と思われるボタン)
- 会議室ページ
- ユーザー名の設定 (サービス開始時に表示)
- 発言内容の自動文字起こし
- 最新の発言を表示
- 議事情報の設定
- 会議名 (自動入力)
- 開催日時 (自動入力)
- 参加者 (自動入力)
- ふんわりまとめ (手入力?)
- 記事内容
- 決定事項 (手入力?)
- 確認事項 (手入力?)
- メモ (手入力?)
- ダウンロード:マークダウン形式での議事データダウンロード
- 招待URLコピー:招待URLの生成とクリップボードへのコピー
トップページ
トップページには、会議室を生成するためのボタンと説明ページへのリンクが配置されています。
「会議室を作成する」ボタンを2回クリックすると、ユーザー名の設定ページを経由して会議室ページへ遷移します。
サービス紹介ページ
トップページに配置されているリンク、「Giji-Lock とは・・」をクリックするとサービス紹介ページへ遷移します。
ページにはサービスのコンセプトおよび機能の紹介が掲載されています。
ページの最下段には「無料ではじめる」ボタンが配置され、クリックするとアカウント作成か、会議室の作成ができるように見えます。
試したところ、残念ながらアクセス不可でした。
会議室ページ
トップページで「会議室を生成する」ボタンをクリックすると、ユーザー名の設定ページを経由して会議室ページへ遷移します。
ページに遷移すると、ブラウザからマイクへのアクセスが有効になり文字起こしがスタートします。
文字に起こされたデータは画面の左側に表示されます。画面左上の「最新発言へ」ボタンをクリックすると左側の画面がスクロールし最新のテキストを表示します。
画面右側には、記事情報と記事内容の欄が設置されています。
記事情報の「会議名」、記事内容の「メモ」は手動で入力することができますが、それ以外の欄は入力不可です。
画面右上に「DOWNLOAD」ボタンと「招待URLコピー」ボタンが配置されています。 「招待URLコピー」ボタンをクリックすると、招待URLの生成とクリップボードへのコピーを行います。招待URLからアクセスすることで別ユーザーが会議室へアクセスできます。 主催者が会議室を作成し、参加者に招待URLを送付する運用を想定していると思われます。
「DOWNLOAD」ボタンをクリックすると、Markdown形式でメモのテンプレートをダウンロードできます。
ページで使われている技術
WebPalyzer (Webページの構成を表示するChrome拡張機能)で会議室ページを調べたところ、使われている技術要素は以下でした。
- JavaScriptフレームワーク
- Vue.js
- Frot Script
- Google Front API
- その他
- WebPack
- CDN
- JsDelivr
- Google Cloud
Amazon Web Service (AWS)がデファクトスタンダードになるレベルで普及している今、あえてGoogle Cloud Platform (GCP)を使うあたりさすがです。
私もGCP使ってます。あれ使いやすくていいですよね。
まとめ
感想その他
やはり直接動くものを自分のパソコンで試せるというのは良いものです。成果物がどのようなものであったかよくわかりました。
Webサービスやストアプリの利点は、使ってみたいときにすぐに使ってみることができる事だと思います。
今回紹介した成果物ですが、1年単位で別のプロジェクトを行うPBL教育の性格上、いつまで使うことができるかは分かりません。
ご興味おありの場合は、後回しにせずすぐに試してみることをお勧めします。
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