AIIT(産業技術大学院大学)PBL活動のPBL成果発表会の概要をまとめました。
PBL活動では、研究室単位で3名~7名のチームを組みプロジェクトを遂行します。
成果発表会は、年に2回(夏/冬)に行う活動内容と成果物を報告する会です。今回は冬に年間の成果(1Q~4Q)を報告するPBL成果報告会について説明します。
所属PBL
私が参加したPBL(研究室)は以下です。 まとめた内容は私が体験したものです。全体的なルール、状況は年度や専攻、所属するPBLにより異なります。
- 年度:2019年度
- 専攻:情報アーキテクチャ (2021年度 廃止予定)
- 科目:情報セキュリティ
- 人数:6名
前期成果発表会の概要
発表会概要
PBL成果報告会の概要は以下の通りです。
- 時期:2月中旬
- 報告内容:PBLの1年間の活動を報告する
- 会場:東京国際フォーラム (有楽町駅近く)
- 時間:9:30~18:00 (2020/2はそうでした)
発表内容
PBL成果報告会では、PBLの年間の活動内容と成果物をプレゼンテーションとポスターで発表します。
前期成果発表会とは異なり、プレゼンテーション、パネル展示(2種類)、およびチームごとのブースを用意する必要があります。
また、説明用のブースではPBLメンバーが来場者に1年間の活動内容を説明します。
すべて合わせるとかなりの量になります。
プロジェクトの進捗はチームによってまちまちです。すべて完了して万全の状態で臨むチームもあれば、前日(というか当日)まで準備を続けるチームもあります。
要求される発表の内容は、以下のようになります。
- プロジェクトの説明
- チーム構成とメンバーの紹介
- プロジェクトの背景 (どのような課題を解決するのか)
- プロジェクトの目的 (どのような手段で解決するか)
- 年間スケジュール
- 成果物の報告 (発表の中心となる要素)
- 調査し分析した内容の説明 - 開発したもの(作成したもの)の内容を説明
- 成果物のデモ (可能であれば)
- 成果物利用の結果(あれば)
- 成果物の利用と評価 (課題を解決することができたか)
- 教育の成果 (教育の成果を報告する必要がある)
- 得られた技術/コンピテンシー
- まとめ
準備する資料
PBL成果報告会で用意する資料/資材は以下の通りです。
- プレゼンテーション
- 発表スライド
- レーザーポインタ (必要であれば)
- 想定問答集 (作る余裕があれば)
- プレゼン原稿 (スライドのノート欄に入力)
- パネル
- 成果パネル (会場の入口に貼りだすパネル:A1サイズ1枚)
- 展示パネル (チーム毎のブースに貼りだすパネル:A1サイズ2枚)
- ブース展示物
- ノートPC (成果物のデモを流す)
- 成果物 (ロボットやアンテナ、カメラなど開発したものを展示する)
- 学会発表の予稿などドキュメント (製本して置いておくと良い)
- 配布資料 (パネルをB5サイズで印刷したプリントなど)
- パネル説明用の原稿 (用意したがほぼ使わなかった)
- 事務局へ提出する書類
- パンフレット原稿 1 (発表のテーマを記載したシート)
- パンフレット原稿 2 (発表概要を240文字以内で記載したシート)
- 搬入物・必要Specシート (学校から送る品と無線LAN使用の有無などを記載したシート)
プレゼンテーション
報告会のメインはプレゼンテーションです。 発表時間は1チーム30分間(発表21分間、移動2分間、質疑応答7分間)、
発表会後の懇親会(飲み会)
PBL成果報告会後は慣例として各PBL単位で懇親会(飲み会)を行います。
2019年度は「懇親会をしないPBLメンバー合同会」の企画(1年生が幹事)があり、私達のPBLはそちらに参加しました。一部教員や1年生(後輩)も出席していました。
ここで1年生にPBLの苦労話を語ったり、他のPBLメンバーに発表の感想を聞くなどできました。出席した教員とはがっちり握手です。
以下に東京国際フォーラム近くで懇親会をできる店を紹介します。
- プロント イル バール 東京国際フォーラム店
- ラ・メール・プラール (la mere poulard)
補足
発表前の行動と感想
PBL成果報告会の準備は、用意する資材、スケジュールの厳しさともに大変です。前期成果発表会とは比べ物になりません。
特にA1サイズのパネル作成で苦労しました。印刷時の大きさがイメージできず、学校のプリンタでA3サイズ4枚で印刷し、それを貼り合わせて確認をしていました。
また、一部のチームはほぼ毎日PBL演習室で発表練習をしていたこと覚えています。2019年度の報告会終了後はメンバー一同、疲れ果てて死にそうでした。
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